歯周病とは、歯茎や歯槽骨等の歯周組織に発生するお口の生活習慣病のことです。
歯周病は文字通り歯の周りの病気です。
発症初期の歯周病は痛みも無く、自覚症状が乏しいまま進行していきます。
そして歯周病が進行していきます。
※ 歯周病はsilent disease(サイレント ディジーズ)とも呼ばれます。
歯周病が進行すると歯茎が腫れたり、歯茎から血が出てくるようになります。
軽度の歯周病であれば歯茎から血が出るだけで済みますが、歯周病が進行していくと歯を支える骨(歯槽骨)が溶けてきて、最後には歯が抜けてしまいます。
また、後ほど詳しく説明を致しますが、最近では歯周病が全身の様々な病気をひきおこしていることも分かってきました。
歯周病を治す最善の方法はなんといっても早期発見そして早期治療です。
軽度と思われる歯周病でも、その症状に気づいたら早めに歯科医院を受診しましょう。
歯槽膿漏という病気をテレビのCMなどでよく聞くと思います。
それでは歯周病と歯槽膿漏の違いとは何でしょうか?
実は同じ病気のことなのです。
以前、歯周病は歯槽膿漏と呼ばれていました。
歯槽膿漏とは、その漢字の如く歯茎から膿が出る病気という意味ですが、その他にも以下に挙げる様々な症状もあることから、現在は歯周病と呼んでいます。
以下のうち1つでも当てはまりますと歯周病の可能性があります。
早めに歯科医院へ受診されることをお勧め致します。
□ 最近、歯が長くなってきた
□ 歯と歯の隙間が目立ってきた
□ ブラッシングの際に血がでる
□ 歯並びが悪くて、歯の清掃がうまくできない
□ 夜、就寝中によく歯ぎしりをしている
□ 口臭が気になる
□ グラグラの歯がある
□ 冷たいものを飲むとしみて痛い など
ここでは武田歯科医院の歯周病に対する基本治療をご説明致します。
武田歯科医院では、出来る限りご自身の歯を残すよう丁寧に歯周病治療を行います。
まず歯周病の原因である歯垢と歯石の除去及び歯根の面を専門的にツルツルにします。
歯垢を除去することをプラークコントロールといいます。
そのほとんどはご自宅でのセルフチェックができますが、定期的に歯科医院で器械的に除去することも必要です。
またスケーリングといいまして、歯の表面や根の表面の歯石等を器械で取り除きます。
さらにルートプレーニング(根の平削りのこと)を行い、歯根を器械的に滑らかにして、歯石などが付きにくいように処置致します。
場合によりましては、歯周病の進行で動いてしまっている歯で噛むと、さらに負担が増します。
そこでその負担を軽くするために歯を削るなどして咬み合わせの調整も行います。
武田歯科医院では、丁寧にこれらの基本治療を行い、その上で歯周組織が改善され、ポケットの深さが浅く(2~3mm)なってくれば歯周病を進行させないようにメンテナンスを行っていきます。
実は今まで説明をしてきました歯周病はお口の中だけではなく、身体全体の病気との関連性もわかってきました。
歯周病との関連が報告されている主な病気として次のものがあります。
「糖尿病」「心臓病」「早産」 です。
◆ 糖尿病との関連
重度の歯周病の場合、軽度の歯周病の方に比べて、2年後に糖尿病が悪化している確率が約5倍高くなるといわれています。
◆ 心臓病との関連
歯周病菌の作りだす物質が血液中に流れ、動脈硬化を起こすと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。
歯を支える骨や歯茎が健康な人に比べて、心臓病発症の危険率が約3倍といわれています。
◆ 早産・低体重児との関連
低体重児を出産した母親の方が歯周病が進行していたという報告があります。
また、妊娠中の歯周病を放置しておくと早産の確率が高まるというデータもあります。
◆ その他
他にも「癌」や「肺炎」「脳卒中」などとの関連性も指摘されています。
武田歯科医院では軽度のうちから歯周病の進行を予防していくことをお勧めしております。
葛西の歯医者
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